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全科目の効果的学習につながる普遍的な話/26_きれいなノート作り のバックアップ(No.3)



きれいなノート作り

 もしあなたが成績について伸び悩んでいたとして、さらに先生が黒板に書いたことを
カラーペンなどを使ってキレイにノートに書き写していたりするのなら、すぐにやめたほうがいいです。
意味が無いですよ。
勉強は、ノートをキレイに写したからといって出来るようにはなりません。
そんなことしてる暇があるなら、問題を1問解くほうがよっぽど有意義です。
 ノートをキレイにとっているのに成績が伸びない人がいる理由の一つとして、
キレイなノートをとるだけで満足しているということが考えられます。
「ノートはキレイにとれ!」なんていう先生やインターネットからの情報をそのまま、
額面どおりに受け取って、色分けしたりイラストを入れたりして、
「こんなにカワイイノートになっちゃった★」なんつって一人で満足して勉強しないんですね。
そりゃ伸びません。
「ノートをキレイにとれ!」っていうのは、なにもビジュアル的にキレイにしろというわけではなくて、
きちんと丁寧に書くことで、あとで読み返したときに自分がそのときどう考え、どう取組み、
結果どういう結論に至ったのかなど、「問題に取り組んだプロセス」を明快にしておくという意味なんです。
数学なら、問題に対してどういう解法を取るに至ったかを書いたり、計算式を見やすく書いたり、
間違えたならなぜその間違いを犯したかを明記する、などです。

 キレイなノートを作るのは大事だと思います。
でも「キレイ」という言葉の意味を履き違えてはいけません。
先生が黒板に書いたことをただそのまま、一生懸命色分けや挿絵を入れたりして写し、
ビジュアル的にキレイなノートを作るという行為は、上手な勉強法とはいえないでしょう。