受験の前に知っておく18のこと/02_「現役で東大●●人合格!」の罠 のバックアップ(No.3)
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- 1 (2009-02-02 (月) 04:40:50)
- 2 (2009-02-02 (月) 05:06:02)
- 3 (2009-02-18 (水) 03:13:18)
- 4 (2009-02-18 (水) 16:47:28)
「現役で東大●●人合格!」の罠 †
予備校のチラシなどでは、「現役で●●大学に●●人合格!」だとか
「●●大学合格人数日本一!」なんて言葉が並んだりします。
ところで、「東大合格者数10人」と銘打つ予備校Aと、「東大合格者数200人」とうたう予備校Bの2つがあれば、
あなたはどっちを選びますか?
もし「そんなの、東大合格者数200人の方に決まってるじゃん」と思ってしまったなら、
あなたはダマされやすいといえます。
よく考えて見てください。
確かに、東大合格者数10人と200人じゃ数においては雲泥の差がありますが、
東大志望者全員に対する合格率はどこにも書いてませんよね。
予備校Aでの東大志望者数が全部で15人いたとすると、合格率は10÷15×100で約67%ですよね。
一方、予備校Bでの東大志望者数が全部で2000人いたとしたら、200÷2000×100で、なんとたったの10%になります。
合格率で言えば、圧倒的に予備校Aのほうが勝っています。つまり、Aを選ぶほうが賢い選択ですよね。
しかしついつい、合格者そのものの「数」にだけ目を奪われて、合格者の「率」に気づかないことが多々あるんです。
大手予備校になるとその傾向が強くなります。名の知れた予備校になれば、それだけ生徒数もものすごく多いわけで、
言ってしまえば東大合格者・京大合格者・医学部合格者が大量にいて当たり前なんですよ。
母体となる人数が多いんですから。
一番大事なのは、「数」ではなく「率」です。正確な割合を知ることはなかなか難しいでしょうが、
少なくとも合格者数そのものだけに惑わされないように、注意してもらいたいと思います。
また、合格者割合以上に大事なのが、「自分がその予備校の雰囲気にあっているか否か」です。
率を見るのも大事ですが、予備校にも合う・合わないがあるわけなので、第一に雰囲気を重視することを念頭においてください。